(マズローの法則)Go Go BARに魅せられて「リーマン独立物語」
※このブログは小説形式で
登場人物・会社・店舗名は
全てフィクションです。
アパレル業界に飛び込んだ
矢名樹 准也がリーマンを独立。
そして成功から一気に破綻へ。
再起し移住先のタイで魅せられた
ゴーゴーバーを偶然にも
経営する事になる物語です。
サラリーマンと経営者の苦悩
それぞれをリアルに描いてみました。
本編)
2~3日が過ぎたある日、快晴物流から
連絡が来ました。
担当者から上司の許可が下りたと。
「よし!」私はガッツポーズをし
お礼を述べました。
実はこの交渉には
追加の手土産を渡しておいたのです。
この時期店舗が凄い勢いで
増えていたので
水着に使用するハンガーが
大量に必要になっていました。
そこでこの水着ハンガーの問屋に
大量発注する条件として
それまでの発送の委託先を、快晴物流に
変更して欲しいとの条件を付けたのです。
要は別の物流倉庫から
乗り換えさせたのです。
その旨を担当者に言うと
喜んで貰えました。
勿論、取引先が増えたからです。
「これをプラスアルファーにして
必ず、僕の見積もりを通して下さいね。」
そう念を押しておきました。
その結果私の見積もりは
万事上手くOKが貰えたのです。
仕入れ先メーカーと物流倉庫の
根回しを全て終え
本部長に準備が整った事を
報告しました。
本部長からは「矢名樹稟議を書け。」
そう言われ、初めての稟議に
面喰いましたが
何度も壁に当たりながらも
ようやくOKをもらい
稟議は役員へと回っていったのです。
そして幹部会でのプレゼンが
私を待っていました。
初めての本社でのプレゼンが
幹部会とは、半端では無いプレッシャー
があったのですが
それも乗りきり、今度は
全国のエリアの店長やバイヤーへの
プレゼンが私を待ち受けていました。
全ての工程を終え、プロジェクトは
スタートし始めたのです。
「絶対に成功させなければいけない。」
給料を貰っているから頑張るとか
そんなレベルを超えた感情
いや、使命感が湧き上がってきました。
仕事に没頭出来る幸せという物を
初めて感じる事が出来たのです。
「生活の為だから仕方なく働く。」
入社前は仕事とは
そんなありふれた動機でした。
しかし、自分が大きな仕事に
挑戦出来るようになり
一つ・一つの壁を乗り越えて
いく楽しさを感じ始めた時
極端に言えば、給与なんて言葉は
頭から消えていました。
純粋に「仕事が面白い。」
そう思えたのです。
ゲームなどの楽しさとは桁違いの
楽しさでした。
そして自分が
「会社の中で存在しているんだ!」
そんな実感が湧いてきたのです。
これは有名な「マズローの法則」の
「尊厳欲求」や「自己実現欲求」
だったのかも知れません。
ただ、初めての試みにはトラブルは
つきものです。
POSデーターが混乱したり
物流倉庫から商品が誤配されたり
いや、うちの店舗はこの商品は
必要では無い、あれが欲しい
これが欲しいなど・・・。
当時はメールなんていう手段が
なかったので
全て電話でクレームが掛かって
きました。
もう毎日が電話の嵐です。
あまりの電話の多さに
総務の茜さんが
給湯室で出会った時に
「凄いですね、大丈夫ですか?」
そう心配してくれました。
勿論、チャンス到来とばかりに
「いや~もうへとへとだよ~。
なので、何か一緒に食べに行こう。」
そう言って誘うきっかけにしました。
本社の間接部門で助かったのは
女子社員同士がほとんど、互いに
プライベートを明かさない事でした。
この総務の茜さんと関係を
持ちながらも私は
CP管理部門のまなみさんとも
関係が有りました。
そしてこの後、人事や経理と
ちょっかいを出していくのですが
私がこの本社を離れるまで
いや、離れても、この女子社員達との
関係は明るみに出る事が無かったのです。
これは嬉しい?誤算でした。
いや、とても不思議に思えました。
やはり、間接部門を希望する子達は
保守的な子が多いからかもしれないと
思えたのです。
店舗の女子社員などは
「絶対内緒だよ。」と
釘を刺しても、直ぐに友達や
先輩社員に話してしまうので
私は「女の敵」と呼ばれていましたが
(あちらこちら食い散らかしていた為。)
本社では、彼女達の口の固さのお陰で
真面目な好青年?を
演じ続ける事が出来たのです。
GWを終えデーターを収集し
いよいよ、最盛期の
メーカーと売れ筋商品の追加生産の
協議に入りました。
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