(商工会議所)Go Go BARに魅せられて「リーマン独立物語」

※このブログは小説形式で
登場人物・会社・店舗名は
全てフィクションです。

アパレル業界に飛び込んだ
矢名樹 准也がリーマンを独立。

そして成功から一気に破綻へ。

再起し移住先のタイで魅せられた
ゴーゴーバーを偶然にも
経営する事になる物語です。

サラリーマンと経営者の苦悩
それぞれをリアルに描いてみました。


本編)


本部長の席に行き「本部長今度

教育の担当になったのですが・・・。」

そう言うと


「おお!そうか。頑張れよ。」

笑いながら

さも今初めて知ったかのような

言い回しをします。


「ちっ、とぼけやがって

自分が押し付けたくせに・・・。」

そう心で毒づきながらも


「どのような感じですすめたら

よろしいでしょうか?」

一応お伺いをたてたのです。


研修は、営業部門の店舗スタッフが

対象であったからです。


「おう!自分で考えてやれ。」

本部長の答は

その簡単な一言で終わりました。


「マジか!」

私は思わずそう思いました。


社内でとても重要だと思える

研修の事なのに


やった事の無い私に振っておいて

自分で考えろなんて暴挙です。


ただ、そう言われると

「はい、分かりました!」

そう答えるしか有りません。


仕方無く教育課の本城さんの元へ行き

「以前の教育資料を見せてくれない?」

そう聞くと

全く保存されていないとの返事が。


「うっそー!何で?!」


そう聞くと、解雇された前任の

課長が全て

廃棄処分していったようでした。


「会社への腹いせか?」

そう思いました。


「やれやれ。」

仕方なく書店通いです。


教育関係の本を色々と買い漁り

その日から勉強が始りました。


受講する社員の数はエリアによって

違ったのですが30名から

多い所で50名近くもいました。


その研修内容を考え、テキストを作成し

皆のスキルを上げる事など

考えただけで、ため息が出たのです。


書店で買った本を読んでいても

何だか頭に入ってきません。


どのように研修内容を

組み立て、大勢の前でどう

話していいのか、全く構成が

浮かんできませんでした。


ぼーっとしながら、本を流し見していると

何気に本の最後のページが

目に止まりました。


そこには商工会議所の

お知らせが載っていたのです。


興味を惹かれ、読んでみると

「研修のお知らせ。」という文字が

目に止まったのです。


「そうだ!これだ!」


私は自分で考えるより

先ずはプロの講師で有る

そんな人達の講義を受講してみよう。


そう思ったのです。


早速、本社の近所や自宅の近所の

商工会議所に赴(おもむ)きました。


商工会議所という場所に初めて

足を踏み入れました。


そこは、宝の山でした。


様々な目的に応じての

パンフレットらしき用紙が

沢山置かれています。


そして、そこには無料の講習が

沢山用意されていました。


有料のものも有りましたが

行政が補助しているのでしょう

安価な価格でした。


私は自分の教育の参考になりそうな

物に、片っ端から申し込んだのです。


勿論、この受講時間は会社から

許可されました。

社員研修の為としてだからです。


私は売場にいれば、まず許可されない

ような時間の使い方が

このように可能であったのです。


自分で考え、自分で行動する事が

出来ました。

本当に恵まれていたと思えます。


これは後々経営する時に

役立つ事になりました。


商工会議所の研修は自分自身の

スキルを上げる為のものが

数多く用意されていました。


そして色々と研修を受講している間に

有る素晴らしい講師と出会えたのです。


その講師の研修を受講した時

心の底から感動したのを覚えています。


その時のテーマは

「これからのファッション産業」でした。

私の仕事にピッタリのテーマだったのです。


50名程いた受講生を前に、その講師は

全く動ずる事無く、時には笑を誘い

上手く受講生をリラックスさせ


随所で受講生を唸らせるような

ポイントを押さえてきて


終わった後には

「うわ~勉強になった!」

そう思わせるような、見事な

研修内容だったのです。


研修が終わった後、私にある考えが

私に閃きました。


私は教壇に近づいて行き、その講師に

声を掛けさせて頂いたのです。


「先生、今日の研修感動しました!」


そう言って私は名刺を取り出し

自己紹介をしました。


そして、実は今度初めて

自分が研修する事になった

旨を伝え


研修の仕方を教えて貰えないかと

お願いしてみたのです。


講師は突然の事に

驚いた顔をしていたのですが


私が真剣で有った事、そして私の会社が

それなりの有名な会社であった事が

幸いしたのか

話を聞いてくれることになったのです。


私は「勿論授業料はお支払します!」

そう言うと、先生は

若い私が必死であったのが

可笑しかったのか、笑いながら


「じゃ、食事をしながら話そうよ。」

「それを御馳走してくれたらいいから。」

そう言って貰えたのです。


そしてここに

連絡してくれたらいいからと

名刺を頂きました。


そこには コンサルタント

C・P・C代表 関口靖弘

そう書かれていました。


そして私はこの先生に

出会えた事により


自分自身の人生の方向性が

見えてくるようになるのです・・・。



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それでも俺はタイへ行く