読者投稿ソムタムさん第12話



●第12話   ルームメイト



ところで嬢は、アパートの部屋に

ルームメイトと二人で住んでいました。


窓もない部屋に

夜嬢すし詰めとかいう話も

ソイカーボーイさんのブログで読みましたが


4人でも普通に住めそうな小綺麗な部屋です。


PBが嫌いな貧乏嬢ですが

毎月2,700Bくらいの部屋代も

二人で折半なら払えていたのでしょう。


嬢は30才ですが旦那はいません。


昔ボーイフレンドはいたけど別れた。


タイの男は嫌いだ。

私は一生男とは暮らさない。

今はボーイフレンドもいない、と言います。


部屋に嬢2人で住んでいるのは事実でした。


ラインのビデオトークで

たまにルームメイトがチラリと写ります。


ルームメイトは今は仕事をしていないと

言っていましたが


そのうち大きなお腹を

していることが分かりました。


彼女にはイギリス人の

若いボーイフレンドがいて

お腹の赤ん坊は彼の子。


父親のいるイギリスに行って

子供を産み、一緒に暮らすそうです。


ある日、彼女の移住手続きで

仕事明けに朝から一緒に

バンコクに行きました。


日帰りのバスの中で寝ただけで

そのまま夜も仕事に行ったので

さすがに疲れたとこぼしていました。


やがてルームメイトが

イギリスに旅立ち

嬢は部屋で一人になりました。


寂しくないのかと聞くと

私は一人が好きだから平気だと言います。


ルームメイトはその後

父親の両親にも会い

赤ん坊も無事産まれました。


写真も時々見せてくれます。


イギリスには安いタイフードが無いから

送ってやるんだと

少ない稼ぎで買い物をしていました。


友達の話はいろいろ聞かせてくれましたが

自分の家族と相談があるときは

今日はトークできないからと断りが入りました。


そんなときは、こちらもその話題には

介入しませんでした。


金がないから援助してくれと

ヤブヘビになりそうだったので。


別のカスタマーがいるのかなとも

思いましたが


事前にPB予約が入るほど

稼いでいる雰囲気もありませんでした。


PBは俺は別に気にしない

それがお前の仕事だから。


ペイバー1回で部屋代が

払えるだろうと言うと

そんなことを言うなと返してきます。


私が他のカスタマーに

PBされるのが嬉しいのかと。


PBは嫌い、ドリンクで稼ぐからいいと。


私は私のやり方で仕事すると

キッパリ言います。


「じゃあ俺にPBされたのは何だったんだ?」


「あれは初めてで良く分からなかったから。

日本人は好きだし

あなたならいいかなと思った」


「…でも本当はちょっと怖かった」


男はこういうトークに弱いんですよね。


思い出しながら書いていると

こうやってだんだんはまって

いったのが分かります。


この「初めて」の真実も

後に明らかになります。




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