(ギャップ)Go Go BARに魅せられて「リーマン独立物語」

※このブログは小説形式で
登場人物・会社・店舗名は
全てフィクションです。

アパレル業界に飛び込んだ
矢名樹 准也がリーマンを独立。

そして成功から一気に破綻へ。

再起し移住先のタイで魅せられた
ゴーゴーバーを偶然にも
経営する事になる物語です。

サラリーマンと経営者の苦悩
それぞれをリアルに描いてみました。


本編)


今の時代のアミューズメント施設には

食料品の持ち込み不可の場所が

増えています。


いや、大型施設などは、ほとんどが

そうでしょう。


これは、パーク内で飲食させ

売り上げを確保する為の戦略であると

思うのですが、私的にはNGです。


何故なら、私の時代の遊園地は

彼女が弁当を作ってきてくれ


それを桜の下などで食べるのも

一つの楽しみであったからです。


当時の遊園地は食料品持ち込み不可など

そんな小うるさい事は

言いませんでした。


この時も香チーフが弁当を

作って来てくれていました。


遊園地に行くからと言っても

特に乗り物を乗り回したり

する事は無かったのですが


太陽の下、広い遊園地の敷地内を

ぶらぶら歩くだけで十分でした。


アパレル業は一旦店に入ると

天気が分かりません。


ゲストが濡れた傘を持って

入って来て、初めて

「ああ、雨が降ってきたんだな。」

そうやってようやく分かる程でした。


普段、太陽の光を浴びていないので

私達は散歩がてら、日光浴を

存分に楽しんでいました。


日光浴が思う存分出来る

遊園地が、私は大好きでした。


彼女が待ち合わせの場所に来た時

「お弁当作って来たよ~。」


そう言ってくれた事に、凄く

嬉しかった覚えが有ります。


若い時分は、いや、今でもかも

しれませんが、私の中では


女の子の手作り弁当には

どんな高級料理も勝てません。


この時も遊園地のベンチに腰掛け

2人で弁当を広げ、彼女の手料理に

舌鼓を打ったものです。


アパレルの稼ぎ時は所謂、土日・祝です。

なので、必然的に休みは平日でした。


その為、この時の遊園地も

平日なので空いていました。


閑散期に休む、アパレル業の特権でも

ありました。


青空の元、ちょっとした木陰の下で

食べる彼女の弁当は最高でした。


勿論・私は生ビールも頂きました。


手料理が美味しい女性は大好きです。


この先、もし自分が結婚する事に

なるなら、料理の上手な女性と結婚しよう。


結婚という事にぼんやりでは

ありましたが、こんな気持ちだけは

抱いていたのです。


夕方になり、「そろそろ帰ろうか?」

そう言うと彼女は小さく

頷きました。


私は敢えて普通にこう言いました。

「部屋に来る?」


彼女に向かってこう言うと

少しだけ私の目を見て「うん。」

そう小さく頷いたのです。


そして彼女は私に腕組みしてきました。


もうこの時点で、泊まっていくと

いう了解です。


一人暮らしは回りくどい口説き文句など

必要有りませんでした。


「部屋に来る?」


この抽象的なフレーズ1つで

全て解決してくれたからです。


物凄く便利であったと共に

私の恋愛ライフを大いにエンジョイ

させてくれたのが、この一人暮らしでした。


「どんな部屋ですか?」

そう聞かれると


「う~ん。ゴミだめかな?」

そう前振りしました。


そうすると、たいがいが

「いや~だ。」

そんな笑った返事が返ってきたのです。


「靴、脱がなくていいから。」

「何が落ちてるか分からないよ。」


そう付け加えると

香チーフは笑っていました。


男の部屋に来るのですから

女としての覚悟は決めている筈。


その気持ちをリラックス

させてあげるのも


私なりの、自分の巣に引き寄せる

テクニックでした。


駅から家までの途中に串揚げの

店が有り、そこで食事をして

行くことに・・・


この当時まだ、コンビニが周りには

有りませんでした。


なので、今の時代の一人暮らしの

若者は羨ましい限りです。


私などは休みにスーパーに

買い出しに行き、まとめ買いして

重い荷物を持って帰ったものです。


彼女と食事を終えそして、部屋に到着。


新築のマンションは勿論

綺麗で、私はさらに綺麗好き。


部屋の中はトレンディに仕上げ

スタンドライトなどの


間接照明により部屋をライトUP

させていました。


部屋に入ると、彼女が開口一番

「うぁ~凄く綺麗。」


「全然汚れてないじゃないですか~。」

笑いながらそう言います。


そして、まさにこのギャプこそが

女性を巣に囲い込む

私の狙いだったのです・・・。


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それでも俺はタイへ行く