読者投稿ソムタムさん第29話
●第29話 あなたは怒るかな
初めて行ったマッサージの翌日
揉み返しで体中が痛いと言う嬢。
「してもらっている時に
痛いとか言わなかったのか?」
「初めてだからよく分からなかったし
その時はそんなに痛くなかった」
ビデオ通話してみると、
「痛い〜〜っ!」
半ベソかいて叫んでいます。
「慣れないうちは、マッサージの後に
痛くなることもあるし
もっと弱くしてとか言っていいんだよ」
「首とか肩とか痛いっ!」
「それから、相性もあるし
技術も人それぞれだから」
「痛い〜」
「明日になったら痛みも
引いてくるから、また
マッサージに行けばいい。」
「前より痛くなったから
なんとかしてって言うんだぞ」
「‥痛 」
「それから、仕事のことや給料の
ことや、いろいろ聞いておいで」
「ka」
これに懲りて、マッサージなんか
もう嫌だと言われると
勧めた手前申し訳ないので
あれこれ言ってなだめます。
その後、嬢はまた
マッサージに行きます。
「足が痛いから
マッサージしてもらった」
「そうか、良かったな。
タイマッサージは本當に
素晴らしいから」
「お前もスクールで習って
俺をマッサージしてくれ」
「OKナ」
「それでスクールはいつ頃から
行く? それに合わせて送金するから」
「いえ、そうじゃなくて
3月に來てくれた時に、一緒に
スクールに行って申し込みしてほしい」
なかなか賢いことを言います。
先にお金だけもらうと
他のことに使ってしまうのが
自分でもわかっているのでしょう。
こちらとしても一緒に
行ってあげる方が楽しいし
なんなら一緒に授業を受けてもいい。
ただし今回は滯在が短いし
スクールの日程とも合わないから
申し込みだけは一緒に
しようかと、話をしました。
そんな話が進んでいたときに
彼女が言います。
「あなたは怒るかな」
ん? 何かおねだりか?
「私にベビーがいるって
言ったら怒るかな」
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