(分裂)Go Go BARに魅せられて「リーマン独立物語」

※このブログは小説形式で
登場人物・会社・店舗名は
全てフィクションです。

アパレル業界に飛び込んだ
矢名樹 准也がリーマンを独立。

そして成功から一気に破綻へ。

再起し移住先のタイで魅せられた
ゴーゴーバーを偶然にも
経営する事になる物語です。

サラリーマンと経営者の苦悩
それぞれをリアルに描いてみました。



本編)


腸(はらわた)が煮えくり返る

気持ちでした。


「くっそー!あの野郎!」


今井毛チーフの顔を思い浮かべては

何度も怒りが込み上げてきました。


その日は何もやる気が起こりません。


直ぐに腹心の松来に電話し、事の経緯を

伝えると、松来も物凄くエキサイト

していました。


その夜、松来と2人で飲みに行きました。


勿論、松来も今井毛チーフが、メーカー

にいる時から知っていましたし


ルックスに入社した経緯も

全て分かっていました。


「あいつふざけてますね!」

「矢名樹MGのお蔭でルックスに

入社出来たのに!」


松来は今すぐにでも、怒りにまかせて

本社に乗り込みそうな勢いでした。


小売部門の私達の事務所は支社でしたが

アパレル部門は、装備が整っている

本社に事務所が

用意されていたのです。


その為、彼は本社で常務や社長にも

接する機会にも恵まれていました。


それを上手く利用したのです。

完全な、たぬき野郎でした。


「矢名樹MG、僕に話しをさせて下さい!」

「矢名樹MGが揉めるのは立場上

よくないでいしょう?」


そう言って、松来は怒りが収まらぬ

口調で、今井毛チーフと

話しをさせて欲しいと言ったのです。


実は、私はもう揉めていいと思って

いました。そして自分で話しに行く

つもりであったのです。


ただ、松来のこの熱い思いは

嬉しく思いました。


そして松来は今井毛チーフに

電話を入れ、話し合いに行ったのです。


松来からのその時の会話の報告を

受けました。


松来が開口一番、今井毛チーフに

こう言ったのです。


「今井毛さん!今度の事は

おかしいでしょう!」


「ルックスには矢名樹MGのお蔭で

入社出来たのに!」


すると彼が

「だから事業部になれたのでしょう!」


「僕がアパレル部門で売り上げを

上げたからですよ!」


いきなりの喧嘩腰で言い返して

きたようでした。


これは確かにその通りでした。


アパレル部門の売り上げが合算され

そのお蔭で事業課から

事業部へと昇格出来たのです。


彼も私達が黙っている筈無いと

思っていたようで、周到に

答えを用意していました。


松来が続けます。


「だからと言って自分がMGになりたい

って矢名樹さんに対しておかしい

じゃないですか!」


すると、何と彼はこう切り返したのです。


「じゃ!矢名樹さんは事業部長に

なりたいと言えば

いいじゃないですか!」


「僕がMGに上がれるのは、それだけの

結果を出しているからでしょ!」


「矢名樹さんも、結果を出している

自信が有るなら、事業部長になりたいと

願い出て、アパレルと小売りの統括に

なればいいじゃないですか!」


そうキレてきたそうです。


この人は、ただのおとぼけでは

有りませんでした。


物凄く鋭いところを

突いてきたのです。


確かに彼の言っている事は一利

有りました。


もし、今回私達が事業部に昇格

する事が私の功績なら、そのトップは

常務では無くて私になる筈なのですから


そうでは無くて、常務がトップについた

言う事は、私は評価されていないと

いう会社からの結果なのです。


確かに彼を引き入れたのは私でしたが

私の下で働くというのは


私が誘ったからだと言う浪花節的な

要素でした。


もし、彼の作る売上が私の小売からの

オーダーだけなら、そのまま何の

問題もなかったでしょう。


ところが、彼がやり手の営業で

あった事が私にとって逆に

裏目に出てしまったのです。


ルックスの社長から見れば

アパレル部門の売り上げは


私が頑張っているからではなく

今井毛チーフの評価であるのは

当然の事でした。


松来が話し合いから帰って来て

その内容を聞いた時

怒りを超えて呆れてしまいました。


松来はまだ、怒り収まらぬという感じ

でしたが、私は「松来もういい。」


そう言って、とりあえずは沈黙

するつもりでした。


ただ、私はこのまま終わるつもりは

有りませんでした。


「やられたら、やり返すからね。」


ルックスの社長のこの言葉が

脳裏に浮かんできていたのです。


それはFainallyに全メーカーからの

商品を止められた時に言われた

言葉でした。


この社長の言葉通り

私は「やられたら、やり返す。」

その腹積もりを決めたのです。



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