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本編)

週刊Go Go BARに魅せられて

9/23~9/29日編より抜粋


◎9/28日分(再び・・・)

「リーマン独立物語」Go Go BARに魅せられて




松来に憂輪田先輩の話をすると

「僕の会社で引き受けましょうか?」


松来がいきなりこう言ってくれたのです。


「矢名樹さんも、先輩が何処かに行けば

返済が返ってこない可能性が有りますよね。」


「うちで引き取って僕が

給与天引きしてあげますよ。」


そんな提案をしてくれたのです。


憂輪田先輩は松来にとっても、大先輩でした。


しかし、人生はどこでどう踏み間違えるか

分かりません。


松来が新入社員の頃、会社では若手の

エースとして活躍していた憂輪田先輩が


その何年後かに、彼の会社に引き取られる

ような存在になってしまうとは・・・。


私の会社を首になれば、当然どこへも

行く宛ての無い先輩は、この提案を

すんなりと受け入れたのです。


そして先輩は彼の会社で働く事に

なりました・・・ところが


半年した或る日、松来から電話で

「矢名樹さん、あの人またやりましたよ。」と


それは再び、彼が店のレジ金を不正に

抜いていたのです。


私は呆れて物が言えませんでした。


私の会社をそれで追われる事になって

更にまた、松来の会社でも同じ事を

してしまった彼にです。


それも自分の後輩、2人に迷惑を掛けて

いるのです。


私と松来そして先輩と3人で話をしました。


何故給与を貰っているのに

また、そんな事をしたのかと・・・。


すると彼は私の時と同じような事を

口にしたのです。


嫁さんの実家に返済をしなければ

いけなかったと。


しかし、本当はこの時、それ以外の大きな

理由が彼にはあったのです。


それは、彼は闇金に債権が残っていたのです。


その事については、最後の最後まで

口を閉ざしていました。


嫁さんの実家に返済しなければいけないのは

分かりますが、だからと言って店の売上を

盗むとは、どう転んでも大義名分など

立ちません。


彼はここでも半年間で、約100万近い

棚卸の不足を出していました。


そして、それがバレないようにする為の

誤魔化し方は、私と松来が思わず

唸る程の巧妙な手口であったのです。


「凄いな!」松来と先輩の手口に

互いに驚嘆の声をあげたぐらいです。


そんな知恵を仕事に回せばいいものを。


この時もまた同じように念書を書かせ

松来の会社にも弁済の約束をさせました。


当然の事ながら、松来は完全に

頭にきていたようで


全ての棚卸の不足を弁済させる約束

をさせました。


私の会社への支払いもまだ、終えて

いないのに、更に100万近い負債が

彼にのしかかってきたのです。


ただ、松来は先輩を辞めさせる事は

しませんでした。

返済が滞るのが目に見えていたからです。


ただ、店に置いておくと、また不正をする

可能性があったので事務所で物流作業や

事務処理などの仕事をさせる事にしたのです。


これなら金銭関係が目の前に無いので

不正のしようが有りません。


しかし、先輩の姿がこの頃からおかしく

なり始めてきたのです。


しばらくした或る日、松来から

「矢名樹さん何だか憂輪田さんの

様子がおかしいのですけど」

そういった電話がかかってきました。


「何がおかしいの?」そう聞くと

とにかく見に来て欲しいと。


そう言われ、私は彼の事務所に行きました。

そして憂輪田先輩の姿を見て

愕然としたのです。


痩せ衰え、足は引きずり

何だか顔の形まで変わっていました。


「何だ!どうしたんだ!」


私は驚いて、松来に尋ねましたが


松来も「僕も聞いたのですが、駅の

階段から落ちたとしか言わないのですよ。」


そう言ったのです。


ただ、どう見ても異常な風貌でした。


私は松来に、直ぐに病院に連れて行こう。


そう言って、彼を車に乗せて病院へと

運びました。


医者に見せ結果を聞くと、「顎の骨が

2度程骨折しています。」と

レントゲンの写真を見せて説明されました。


それと「足が強度の打撲を受けていますね。」

そう言われて驚いたのです。


先生が先輩のズボンをまくりあげ

その足を見せられた時

私は思わず声を失いました。


その足はうっ血しており

どす黒くなっていたからです。


両足のスネあたりが全て色が変わって

いました。


「本人は駅の階段から落ちたと

言ってるのですが。」


そう言うと、医者は何やら訝しげに


「これは殴られたのではないですか?」


そう聞いてきました。


どうやら私と松来が疑われているような目で。


私はその事にカチンと来ましたが


そうなんですか、治療をお願い出来ませんか?

そう言うと、顎はもう無理ですね。と


足の打撲は湿布を出すので冷やして

あげて下さい。


それだけ言って退出を促されました。


先輩を車に乗せ、事務所に戻りながら

先生の「殴られたかも?」という言葉を

思い返し、もし、そうなら何故言わないのか?


そう疑問に思えたのです。




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