読者投稿ソムタムさんPS第99話+第100話
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本編)
PS 第99話 ソムタムさん担当執筆
夜、ソイさんに二度目のバー偵察に
行ってもらいます。
今度は空振りではありません。
嬢と連絡が取れたので、ソイさんが
来るのを心待ちにしているはずです。
ソイさんからラインが来ました。
リアルタイムのレポートです。
ステージの上からソイさんに
ワイしている嬢の姿が目に浮かびます。
愛想よくソイさんの相手をしているようです。
「めちゃくちゃノリノリです。
ソムタム食べて病院
行っただろって言ったらバカウケ」
「全然ゴーゴー向いてますね。
売れっ子になりそうです」
「うーん思ってたのとちがいます」
よく考えたら私は、嬢がゴーゴーバーで
仕事しているところを、
あまり知らないのです。
初めて見たときは、何か
影のあるような様子に妙に惹かれ、
翌日PBしました。
そして7か月後に再会したときは、
初日にバーまで迎えに行き、
私はビール1杯で早々にPB。
翌日は私服のまま同伴出勤で即PB。
だから、バーで一緒に大騒ぎしたり、
ドリンクだけで何度も
通ったりした経験がないのです。
ソイさんと大はしゃぎしている
嬢の様子が、とても
新鮮に感じられました。
次に会えるのは夏ですが、
ではその次は?
来年の春だと夏から7か月後。
いえ、それでは長すぎます。
私はその夜、年末の航空券を
検索していました。
チャイナエアで台湾乗継便が
5万円弱で取れるのを見つけると、
迷わずクリックします。
年1回のペースだったタイ旅行が、
いつの間にか年3回になっていました。
●第100話 スマホを買いに行く
さて、ソイさんからスマホ代を
受け取った嬢。翌朝のラインは、
「わたし眠れない。幸せ」でした。
そして送ってきた写真がこれ。
きっと友達にも自慢しているのでしょう。
「うれしそうだね」
「10,990B」
欲しいスマホの値段です。
「娘がスマホ買わないでって言うの」
「なんで?」
「ムーガタ食べたいって」
娘にとってはママの新しいスマホなど
どうでもいいわけで、
お金が入ったなら、普段は食べられない
美味しいものを食べに行きたいのです。
その日の昼間、目を覚ました嬢は
さっそくスマホを買いに行きます。
嬢のお目当ては以前から欲しがっていた
oppo11pro。
日本では当時まだoppoは
販売されていませんでしたが、
タイでは普通に見かける綺麗なスマホです。
まあ10,000バーツ出しているのですから、
それなりのものが買えないと、
スポンサーとしては甲斐がありません。
LINEも無事移行して、
新しいスマホの設定完了。
設定はみなお店でやってくれます。
今まで使っていたスマホは、
お下がりで娘の手に渡ります。

開封の儀のような写真を送ってきます。
箱だけなのは、スマホ本体で
この写真を撮っているから。
写真が綺麗なので、ひとめでスマホが
変わったことが分かります。
「今日はスマホ触るから仕事休みナ」
やれやれだぜ、とジョジョのように
つぶやきたくなります。
なにかと理由を見つけては休みたがる嬢。
「お前の写真送ってよ」
送られてきた嬢の自撮り写真を見て、
わたしは思わずおお、と唸っていました。
今までのピンぼけのような
写真とは全く違います。
鮮明で発色もいい。
嬢の顔がリアルで、ワンランク美人に
なって見えます。
きっと自分でも気に入って、
自撮りアプリで
たくさん撮っているのでしょう。
「友達が、お前のこととっても
気に入ってくれたよ。
バーでナンバー1だって」
「ホント? でもカスタマーは
わたしのこと嫌いだから」
「そんなことない。お前は綺麗だよ。
友達もそう言ってる」
「でも二人だけ」
「彼はたくさんバーを知ってるし、
レディもいっぱい見ている」
「oh」
「その彼が言うから間違いない」
「ありがとうね」
新しいスマホで上機嫌なので、
せっかくだから目一杯喜んでもらいます。
「ちょっとだけビデオコール出来る?
家内が風呂に入ってるから、
お前の顔を見るだけ」
私はイヤホンをつけて、嬢にコールします。
お前は喋っていいけど、
オレはほとんど喋れないからと、
マイクに向かってyou are beautiful
とかささやきます。
ビデオ通話の画質もまるで違うので
びっくりしました。
今までモザイクのような
ブロックノイズが出たり、
止まったりしていたのは
回線のせいかと思っていたのですが、
それは違いました。
嬢の笑顔がウソのように
生き生きしています。
大枚はたいた甲斐が
あったというものです。
単なる連絡手段の確保ではなく、
ラインで毎日こんなに
コミュニケーションが取れる嬢には、
値打ちのあるプレゼントだったと思います。
こうして私は、嬢にスマホを
プレゼントしました。
春のパタヤ行きで金のネックレスを
あげてから、わずか1か月しか
経っていませんでした。
さて、連載100話の節目ですので、
ここで私と嬢の物語を
少し振り返ってみたいと思います。
これを書いている今は、
この話の出来事から半年後。
ある程度時間が経ってから
原稿を書くときは、いつも
ラインを読み返し、日記の
メモや写真から、そのときの
情景や感情を再構成しています。
時間が経っているから見える
こともあるし、冷静に判断
出来ることもある。
また、当時見落としていた言葉に
気がついて納得することもあります。
今回のスマホプレゼントの件を
少し分析してみます。
少ない小遣いからやりくりして
普段チマチマ送金している
生活費や病院代も、
合計すると馬鹿にならない金額です。
それがまとまったプレゼントになると、
目に見えて値が張る。
それがだんだんと当たり前に
なってきてしまうと、
実は私は困るのです。
スマホは私にとっては高額商品です。
一度にプレゼント出来る価格としては、
このあたりが限度です。
そういう経済的な問題がひとつ。
そして私は嬢に何を望むか。
応援するからしっかり自立してほしい。
プレゼントはあげるけど、
生活費は自分で稼いで欲しい。
娘もちゃんと高校を
卒業させてやって欲しい。
そんなスタンスで私は
嬢の相手をしてきました。
自分の中では一貫していたつもりです。
しかしこれは、私が思うほど
格好良くいかない。
ケジメをつけるのが
だんだん難しくなっていくのです。
その原因はいろいろありますが、
タイの夜嬢と付き合っていく上で、
私たちは決して
例外的なカップルではありません。
皆様の様々なブログの中に
出てくるエピソードから、
遠く離れたものでもありません。
それはこれからブログを書き続ける中で、
おいおい説明していきます。
この時はまだ、二人の間の
いろいろな出来事や、
たまにしか会えない短い時間を
楽しむのに精一杯でした。
そして私たちの幸せな時間は、
まだまだ続きます。
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