読者投稿ソムタムさん 第102話
※スマホでタイトル別から読まれる場合
トップ画面の右端上をクリックして下さい。
Seesaa BLOG
[カテゴリ] 旅行/アウトドア 順位
第6位 / 62844ブログ中
本編)
●第102話 娘とお出かけ
さて、台湾旅行中、ずっと機嫌が悪かった嬢。
帰ってきたら元に戻るかと思ったら、
そうは簡単に行きませんでした。
「私の気持ち、分かる?」
家に帰ってからも、まだ続きます。
「旅行中、あなたは奥さんのことだけ
考えてた。私のことなんか忘れてた」
いやいや、隙を見てLINEしてたじゃないか。
「私にだって感情はあるわ」
ここだけ読んだら、
私がどれだけひどい仕打ちを
したかと思われるでしょう。
そりゃあ妻帯者がタイの夜嬢と
遊んでいるんですから、
褒められたことではありません。
でも、私なりに嬢には
尽くしてきたつもりです。
旅行が終わったのにこの調子では、
面白くありません。
だんだん嫌になるかもしれない。
「次にあなたがパタヤに
来てくれるのはいつ? 夏よね。」
「その次はまた春まで
待たないといけないの?」
まるで夏の旅行まで
済んでしまったような勢いです。
「私はいつも何か月も一人で
寂しく待っているだけ。」
「あなたは奥さんとずっと一緒」
その通りなんですが、
これはどうしようもありません。
離婚して仕事も辞めて
パタヤに移住でもしない限り、
状況は変わりません。
私はついに、サプライズで行こうと
思っていた年末のパタヤ行きを打ち明けます。
「実は年末も飛行機取ってあるんだ」
「本当⁈」
「本当だよ。夏ほど長くはいられないけど」
「うれしい!」
「俺は今までタイに来るのは年1回だった。」
「でもお前のおかげで年3回になってしまった」
やれやれタメ息のスタンプを送りますが、
嬢は大喜び。
これでやっと機嫌が直りました。
最近、本当にやれやれが
多くなってきました。でもいいんです。
可愛いから。
「もうすぐ引越し」
嬢が言います。
月初めから家賃が発生するので、
引越しもそれに合わせて1日です。
長年住み慣れた前アパートの
他戸に泥棒が入り、緊急退避で
引っ越してきた今のアパートですが、
いろいろ問題があって、また引っ越すのです。
「お金がいるから指輪を売りに行く」
私が買ってあげた指輪ではなく、
前のカスタマーが誕生日にくれた指輪です。
「家賃と敷金と、引越し屋に
払うお金がいるし、
毎日の食事やタクシー代も」
仕事に行ってないけどお金は
毎日必要。当然の話です。
私のあげた指輪ではありませんが、
くれた前カスタマーがちょっと
かわいそうになりました。
わずか2か月の命だった
誕生日プレゼント。
明日は我が身ですから。
「バッグの口がゆがんできた」
写真を送ってきます。
「分かった今度買ってあげよう」
「買ってもらった靴も2足になっちゃった」
「なんで? 」
「1つ壊れた」
「ああ、100Bのか。やっぱり安いのは
ダメだな。それも今度買ってあげる」
おねだりに抜かりない嬢です。
夕方、ずっと行きたいと言っていた
念願のムーガタを、
娘と食べに出かけます。
アパートの前で娘と撮ったツーショット
写真を初めて送ってきました。
今まで娘の写真はほとんど
見たことがありませんでした。
高校生になる娘は、
恥ずかしがり屋で写真を嫌がるのです。
残念ながら娘は目を
閉じてしまっていましたが、
160センチは越えている娘と
小柄な嬢が仲良く並んでいます。
二人ともスリムで
なかなかいい感じです。
母娘というより姉妹です。
新スマホで写真がメチャ綺麗。
リアルすぎてスッピンの嬢が
ちょっとブスに写っていますが、
もちろんそんなことは言いません。
「二人とも綺麗でかわいいね」
「No、綺麗なのは私だけ」
娘と言えどライバル。
生存競争が厳しい夜嬢の世界です。
ムーガタを食べにやってきました。
常設店ではなく、テントのようです。
199Bのセットを注文します。
リアルタイムで次々と写真が送られて来ます。
ムーガタは、こんな鍋を使う料理です。
真ん中で肉を焼き、まわりのお堀では
スープで野菜その他を煮ます。
二人が楽しく食べている写真も
何枚か送られてきます。
育ち盛りの娘はどんどん食べます。
嬢は娘にほとんど食べさせます。
「199Bのムーガタだけど、コーラ頼んだら
計250Bになってしまった」
食後のショッピング。
スマホケースとドリアンお買い上げ。
嬢はドリアン大好きですが、
タイと言えどもドリアンは高価なので、
普段はほとんど食べられません。
娘は嫌い。
ペットショップの子豚に、
娘がミルクをやる写真です。
母娘で食事とショッピングを
満喫出来た様子が、
写真から伝わってきます。
見ていると私もほっこりした
気持ちになれます。
いつか私も一緒に、嬢と娘と三人で
お出かけするようになるのかな。
まるで家族みたいに。
そのいつかは、半年後に
やってくるのですが、当時の私には
まだ遠い未来のように思えていました。
応援のポチお願いします。
以前のブログはこちらから![]()
![]()








