ソムタム投稿「猫カフェ」
●ソムタム投稿第219話 「猫カフェ」
ビッグCでお買物の後は、嬢のリクエストで
猫カフェに行きます。
やってきたのはビッグCのすぐ東横。
1階犬7匹2階ネコ7匹がそのまま店名
でした。
(※今回のお話は2019年末のことで、
現在は残念ながら店はなくなっています)
よくある長屋タイプの店舗で、店前の
車2台分の小さなスペースに何度か
切り返して駐車します。
1階は受付とドッグカフェ。イヌたち
の横を通り抜けて2階に上がります。
【猫カフェ室内】
2階は、靴を脱いで上がる普通の家の
リビングのようなつくりでした。
あちこちにネコ遊具が置いてあって、
それぞれにネコがくつろいでいます。
ヒトはソファやイスとかではなく、
床に座ってネコと遊ぶ形式です。
ドリンクをひとつ頼んで、あとは
時間制限があったと思うのですが、
気にするほど短い時間ではなかったかと。
嬢は子供の頃家にネコがたくさんいて、
ネコが大好きです。本当はネコを
飼いたいのですが、今のアパートでは
無理。
なので、今までもアパートの前に来る
ネコと遊んだり、たまにエサをあげたり
していたようです。
そして今回猫カフェのリクエストは、
嬢だけでなく娘の希望でもありました。
小さい頃から夜の仕事の母親とは
すれ違い生活で、部屋で一人寂しく
過ごしていた娘にとって、
もしネコがいたら、いい友達になって
くれたはずです。それは今でも変わら
ないはず。
ペット可のアパートはそう簡単に
見つかりません。一軒家に住ませて
あげられたら良いのですが、さすがに
そこまでの送金は無理です。
そんなことを考えながら、ネコと
遊ぶ二人を眺めていました。
【嬢とネコ】
2階には先客の日本人カップルがいました。
若い夫婦です。こちらから声はかけないし、
私はずっと英語をしゃべっているし、
きっと中国人とでも思われていたでしょう。
普通に家族に見られていたかも。
しかし夫婦でパタヤ旅行って、なかなか
珍しいかも。いや、もちろん普通に
観光はいくらでもできるし、旦那が
夜に単独行動出来ないだけですから。
さて私も猫カフェは初めてです。
犬猫に限らず動物全般が好きなので、
特に抵抗はありません。動物園、
水族館も大好きです。
ただ、ネコに特別な思い入れがある
わけではないので、反射的にほおずり
したり抱きしめたりはしません。
むしろネコに対する嬢と娘の接し方を
観察する方が興味あります。
じっと見ていると、嬢はネコの扱いは
慣れています。しかし、荒っぽい。
グイグイいくので、ネコが嫌がって
逃げたりしています。
娘はというと、やたらとベタベタする
こともなく、ネコの出方を見て少しずつ
距離をつめていっています。
私はそれを見て感心しました。
よく小さい子供が「かわいい〜」とか
言って初対面のイヌやネコにいきなり
抱きついたりしていますが、
実はあれは、相手のことを考えていない
利己的な行為なんですね。ぬいぐるみか
何かと同じに見ている。
ペットのイヌやネコは、自分の役割を
良くわきまえているので、一方通行の
行為でもかなり大目に見て受け止めて
くれますが、
本来ならお互いにちゃんとコミュニ
ケーションが取れてからスキンシップ
するべきです。
相手の様子を見て声をかけて、それから
徐々に手を出して、少しずつコミュニ
ケーションを深めていくのが基本です。
【娘とネコ】
娘はおもちゃで少しずつネコの気を引いて、
ネコがそれに興味を示して距離を詰めて
くれるのを待って、だんだんスキンシップ
を深めていました。
これならネコを飼うことになっても大丈夫。
私はそんなことを思いながら二人を見て
いました。
そして、私と目が合って遊んでくれそうな
ネコの相手をしていました。
そうこうしているうちに、日本人カップルは
先に帰っていき、私達三人だけになりました。
床に座り込んで、思い思いにネコとたわむれる。
それはまるで家庭での1シーンのように思われて、
私は不思議な感覚にとらわれていました。
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