「40年前のトラウマ・意気地無しだった自分」

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こんにちはソイです。

女性の両親に結婚の挨拶など
約30年以上ぶりでした。

1度目は以前の妻。

その時はこんな事は人生で最初で
最後だと思っていたのですが
よりによって2度目は

日本から遠く離れたダバオで
それもマラグサンという度が付く
程の田舎の彼女の実家に行き
申し出するなど

つくづく人生とは何が起きるか
分からないものです。

彼女の両親やファミリーに大歓迎
され、私は自分が取った行動が
良い方向に向かっていると実感
出来ました。

来て良かった。
言って良かったと・・・。

ファミリー達との食事会が終わり
店の外に出ました。

マラグサンの夜はまるで日本の
秋のように涼しくて気持ちが良い。

私の心の中も妙な達成感で満た
されていました。

店から出た後両親の前で「結婚」
という言葉を出した私をカレンが
じっと見ているので

「どう、びっくりした?」

そう笑いながら聞くと、凄く嬉し
かったと。

そして堂々とファミリーの前で
結婚を前提にと言った私が凄く
かっこよかったと。

そう言ってくれたのです。


実は私は人生においてこの事で
大きな過ちをおかしています。

それは私がまだ23歳の頃。

某百貨店でアルバイトをして
いた時に知り合った同じ学生の
女の子と恋に落ち深い関係に
なりました。

色々な所にも旅行に行きました。

彼女は親に嘘をついて私と旅行に
行ってくれたのです。

今の時代ならまぁ、しょうがない
行っておいでと言われるので
しょうか?

しかし当時は40年も前の事。

若い未婚の女性が男と旅行なんて
絶対にNGの時代でした。

その時の彼女との1番の思い出は
ディズニーが日本で開園した記念
すべき年に2人で遊びに行った
事です。

その時彼女が

「結婚しても毎年連れて来てね。」

そう言った言葉を今でもハッキリ
覚えています。

彼女が私の事をどう思っているのか
この言葉で十分に理解出来ました。

彼女は私が初めての男で当時19才
の年でした。

40年前の日本の女性は20才で
処女なんて当たり前のように
いましたし

初体験が中学や高校なんてのは
まずあり得ない話でした。

そんな事もあり彼女は初めてを
捧げた私が結婚の相手だと決めて
いたようです。

こんな考え方は当時の女性は
当然のように持っていました。

そしてある日の事私を両親に紹介
したいと言ってきたのです。

まさに今回のカレンと同じように。

しかしこの時の私の家は貧困家庭。

彼女と言えば関西では有名な
お嬢様学校に通っていました。

更に彼女の家は有名な富裕層
が住むエリアに有り、その日
彼女の家に行った私はあまりの
豪邸に驚かされたのです。

その時点で私は完全に委縮して
しまい、結果相手の家族との対面
単に自分の自己紹介をしただけで
終わってしまいました。

「結婚を前提にお付き合いさせて
 下さい。」

この言葉が言えなかったのです。

恥ずかしい話、相手の父親の
オーラに飲まれてしまいました。

余りにも自分の家とレベルが
かけ離れていたからです。

後に彼女とは別れる事になった
のですがそのきっかけが私の
この時の態度でした。

彼女が望んでいた言葉を言え
なかった私が

「意気地なし」

そう思い気持ちが離れていった
のです。

私の家が例え貧困でも彼女に
すれば私に頑張って欲しかった
ようです。

彼女は私の家庭と結婚したいと
思ったのでは無く、私を好きで
結婚を意識したのですから。

私のその時の家庭事情では無く
私の未来に彼女は期待してくれ
のでしょう。

こんな事を言えば語弊がありますが
基本女は男に従うような生き方を
していると思います。

それ故、女は自分が従う男が頼りに
なるかどうかを常に見ているとも
思えるのです。

その時の彼女は私を意気地無しと
思い、次第に気持ちが離れていった
ようでした。

別れ際そのような事を言われたのです。

「私はあなたが結婚を前提にと父親
 に言ってくれると思っていた。」

そのトラウマが有り、私はきっと
カレンが私を家族に紹介したいと
言った意図はそこにあるのだと思い

思い切ってファミリーの前で申し出を
したのです。

店を出た私に彼女が腕を組んで
思い切り抱き着いてきたのは

ファミリーの前で堂々と宣言した
意気地なしで無かった私を

「頼りがいのある人」

そう思ってくれたからだと思います。

「ハニー・トテモ・カッコヨカッタ。」

彼女のそんな言葉から

やっと40年前の意気地無しだった
自分から解放された夜でした・・・。

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